みんなで創る学び!小学校の特別活動の授業設計

学校

1. 特別活動とは

特別活動は、児童が主体的に活動しながら、協調性や社会性を育てる学習です。学級活動や学校行事を通じて、話し合いや協力する力を身につけます。

主な活動のジャンルは以下のとおりです。

  • 学級活動:クラスのルール決めや役割分担、話し合い活動。
  • 児童会活動:学級・学校の代表としての活動や委員会活動。
  • クラブ活動:興味・関心に基づいた体験的な活動。
  • 学校行事:運動会、文化祭、遠足などの行事運営。
  • 交流活動:地域や他学年との交流を通じた学び。

これらの活動を通じて、児童が自ら考え、行動し、社会の一員としての責任感を育むことが大切です。

2. 授業の基本構成

導入(5~10分)

前時の振り返り

  • 前回の特別活動の内容を振り返る。
  • 「前回の話し合いで決めたことを実践できた?」と問いかける。

興味を引く導入

  • 活動の目的や意義を伝え、児童の関心を引き出す。
  • 「今日はみんなで○○を決めます!」と活動の見通しを示す。
  • クラスの課題や目標を確認し、活動への意欲を高める。

3. 展開(25~30分)

活動の実践

学級活動

  • 話し合い活動:学級目標の設定、係活動の分担。
  • ルール作り:「みんなが気持ちよく過ごせるための約束を考えよう!」。
  • 係活動の改善:「もっと楽しいクラスにするには?」と意見を出し合う。

児童会・委員会活動

  • 児童会の企画:学校をよりよくするためのアイデア出し。
  • 委員会活動の運営:図書委員会、環境委員会などの計画。
  • 学校全体の取り組み:「あいさつ運動」「美化活動」など。

クラブ活動

  • 活動計画の立案:「クラブでどんなことをしたい?」を話し合う。
  • 実践活動:スポーツ、音楽、手芸、理科実験などの体験活動。
  • 発表や交流:活動の成果を発表し、他のクラブと交流する。

学校行事

  • 運動会の準備・運営:「係の役割を分担しよう!」。
  • 文化祭や発表会の企画:「みんなで楽しめる発表を考えよう!」。
  • 遠足や校外学習の計画:「行き先や注意点を確認しよう!」。

交流活動

  • 異学年交流:上級生と下級生が一緒に活動する。
  • 地域交流:地域の人と一緒に活動し、地域の魅力を学ぶ。
  • 国際理解活動:外国の文化や習慣について学ぶ。

4. 終末(5~10分)

まとめと振り返り

  • 今日の活動の振り返り。
  • 「今日の話し合いで決まったことを、どう実行する?」と考えさせる。
  • 友達の意見を尊重し、協力することの大切さを確認。

次回へのつなげ方

  • 「次回は○○の準備をします!」と次の活動を示す。
  • 宿題として、次回の活動について家で考えてくるように促す。

5. 授業のポイント

特別活動を充実させる工夫

  • 児童が主体的に意見を出しやすい雰囲気を作る。
  • 活動の目的を明確にし、達成感を味わえるようにする。
  • 役割を決め、全員が関われるように工夫する。

児童の成長に合わせた指導

  • 低学年は「みんなで協力する楽しさ」、高学年は「責任ある行動」を意識させる。
  • 活動の振り返りを丁寧に行い、成長を実感させる。
  • 児童が主体的に動けるよう、教師はファシリテーターとして関わる。

個別対応の工夫

  • 発言が苦手な児童には、紙に書いて意見を伝える方法を用意。
  • 役割の選択肢を増やし、得意なことを活かせるようにする。
  • クラス全体でサポートし合い、誰もが活動に参加できるようにする。

6. 授業の工夫例

児童が主体的に活動できる工夫

  • 意見を引き出す工夫:「○○について、賛成?反対?」と問いかける。
  • ロールプレイ:「リーダーの立場だったらどうする?」と考えさせる。
  • グループワーク:「みんなの意見をまとめて、一つの提案を作ろう!」。

実生活とつなげる工夫

  • 地域と連携:「地域のイベントに参加してみよう!」。
  • 学校全体の活動に広げる:「クラスで考えたことを学校に提案しよう!」。
  • 振り返りジャーナル:「今日の活動で学んだことを日記に書こう!」。

ICTを活用する

  • オンラインで意見を共有:タブレットを使って、意見をデジタル掲示板に投稿。
  • 動画を活用:「他の学校の特別活動の様子を見てみよう!」。
  • デジタルポスター作り:「活動の内容をスライドでまとめよう!」。

まとめ

特別活動の授業では、児童が「自分たちで考え、協力し、実行する」経験を積むことが大切です。主体的な活動を通じて、責任感やリーダーシップを育てられるような授業を展開しましょう。