【卒業式・修了式の壇上マナー完全ガイド】壇上の上がり方&賞状の受け取り方を徹底解説

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はじめに

卒業式や修了式では、多くの人が見守る中で壇上に上がり、賞状を受け取る場面があります。この場面は、厳粛な雰囲気の中で行われるため、正しい立ち居振る舞いを意識することが重要です。

しかし、初めて壇上に上がる子どもたちにとっては、どのように歩けばよいのか、どのように賞状を受け取るべきか不安を感じることも多いでしょう。

そこで、本記事では 壇上の正しい上がり方・歩き方・賞状の受け取り方・お辞儀の仕方 などを詳しく解説し、スムーズな進行のための指導ポイントを紹介します。


【1】壇上の上がり方の基本マナー

🎓 1-1 壇上に上がる前の準備

壇上に上がる前に、以下のポイントを意識して準備しましょう。

服装を整える(ボタンを確認、ネクタイやスカートの乱れを直す)

靴をしっかり履き直し、歩きやすい状態にする

名前が呼ばれたら、背筋を伸ばしてすぐに動ける姿勢を取る

🚶 1-2 壇上に上がる動作

壇上に上がる際は、次の手順を守ることでスムーズに行動できます。

名前を呼ばれたら「はい」と返事をし、ゆっくり立ち上がる

椅子の横を通る際、周囲の人に気をつける

壇上の階段は一段ずつ、ゆっくり丁寧に上がる視線を前に向け、堂々とした姿勢で歩く

❌ NG例

❌ 急いで走る・バタバタした動作をする

❌ うつむいて歩く・目線が落ちる

❌ 手をポケットに入れる・だらしない姿勢で歩く


【2】卒業証書・賞状の受け取り方

🎖 2-1 賞状を受け取る前の動作

壇上で校長先生の前に立ち、深めのお辞儀(30度程度)をする

姿勢を正し、目線を校長先生に向ける

両手を前に出し、受け取る準備をする

📜 2-2 賞状の受け取り方(正式な手順)

左手→右手の順に賞状を持つ(両手で受け取る)

賞状を持ったまま、一歩下がる

受け取った後に、再びお辞儀をする(会釈程度)

賞状を持ったまま、背筋を伸ばして立つ

❌ NG例

❌ 片手で受け取る

❌ 受け取る際にお辞儀をする(目線が合わなくなる)

❌ 受け取った後にすぐに動いてしまう


【3】壇上から降りる動作

受け取った賞状を両手で持ち、ゆっくり回れ右をする

階段をゆっくり降りる(滑らないように注意)

自分の席に戻る際は、静かに歩く

❌ NG例

❌ 受け取った後に急いで動く

❌ 階段を飛び降りる・音を立てる

❌ 賞状を振り回したり、折ったりする


【4】壇上での正しいお辞儀の仕方

お辞儀は、卒業式や修了式において非常に重要な動作の一つです。

🙇 4-1 正しいお辞儀の種類

会釈(15度) → 軽い挨拶や返礼時

敬礼(30度) → 校長先生への挨拶や賞状受け取り前

最敬礼(45度) → 感謝の気持ちを込めた深いお辞儀

❌ NG例

❌ 頭だけ下げる(背筋を曲げない)

❌ お辞儀をしながら話す(言葉を発してからお辞儀をする)

❌ 早すぎる・浅すぎるお辞儀


【5】指導のポイント

事前にリハーサルを行い、実際の動作を確認する

代表生徒にデモンストレーションをさせる

緊張しないように声をかける(「ゆっくりで大丈夫」など)


【6】まとめ

卒業式・修了式は、一生の思い出に残る大切な式典です。

壇上に上がる際は、落ち着いてゆっくり動く

賞状の受け取りは、両手を使い、丁寧に行う

お辞儀は、場面に応じて使い分ける

事前にしっかり練習し、自信を持って本番に臨む

この記事を参考に、子どもたちがスムーズに式を進行できるよう指導を行いましょう!