はじめに
年度末が近づくと、学校では児童生徒が今年1年間の振り返りを行い、来年度の目標を考える機会が設けられます。学校によっては、修了式で各学年の代表がスピーチをしたり、学級内で個々の発表を行うこともあるでしょう。
しかし、児童生徒が「何を振り返ればいいのか分からない」「来年度の目標をどう立てればいいのか迷う」といった悩みを持つことも少なくありません。
そこで、本記事では 児童生徒に振り返りを促す方法、目標設定のポイント、修了式で発表する児童の決め方 について解説します。
【1】今年1年間の振り返りを促す方法
🔄 1-1 振り返りの重要性を伝える
まず、「なぜ振り返ることが大切なのか」を児童生徒に理解させることが重要です。
✅ 成長を実感できる(できるようになったこと、変化したことを確認)
✅ 成功体験・努力の成果を見つめ直す(頑張ったことを振り返る)
✅ 来年度の目標を明確にできる(次に挑戦することを考える)
📖 1-2 振り返りを深めるための質問例
児童生徒に以下のような質問を投げかけると、具体的な振り返りがしやすくなります。
✅ 「今年頑張ったことは何ですか?」(勉強・運動・友人関係など)
✅ 「できるようになったことは?」(成長を感じた瞬間)
✅ 「一番思い出に残っている出来事は?」(楽しかったこと、嬉しかったこと)
✅ 「苦労したことや大変だったことは?」(それをどう乗り越えたか)
✅ 「先生や友達に感謝したいことは?」(周囲の支えに気づく機会)
【2】来年度の目標の立て方
🎯 2-1 目標を決めるときのポイント
「来年度の目標を立てましょう」と言われても、何をどう決めればいいのか分からない児童生徒もいます。そこで、目標を考える際のポイントを伝えましょう。
✅ 具体的な目標にする(「勉強を頑張る」→「毎日漢字を3つ覚える」)
✅ 達成可能な目標にする(大きすぎる目標ではなく段階的に)
✅ 期間を決める(「1学期中に」など)
✅ 自分に合った目標にする(他人と比べず、自分が成長できるもの)
📝 2-2 目標設定をサポートする質問例
✅ 「来年挑戦したいことは何ですか?」
✅ 「もっと上達したいことは?」(勉強・スポーツ・趣味など)
✅ 「今年の自分と比べて、来年どうなっていたい?」
✅ 「1学期の間に達成できる小さな目標は?」
【3】修了式での発表の決め方
🎙 3-1 修了式での代表児童の決め方
✅ 希望者を募る(自分の成長を発表したい児童を優先)
✅ 学級投票で決める(友達が選ぶことで公平性を持たせる)
✅ 先生が指名する(バランスを考えながら)
✅ 作文やスピーチの内容を確認し、適切な児童を選ぶ
発表者は、「話すことが得意な児童」だけでなく、「努力を重ねた児童」や「成長したことを伝えたい児童」にもチャンスがあると良いでしょう。
📢 3-2 学級内での発表の工夫
✅ 全員が発表できるように短くまとめる
✅ グループごとに発表し、意見を共有する
✅ 「質問タイム」を設けて、友達の発表を深掘りする
【4】修了式でのスピーチ例
🎤 4-1 代表児童のスピーチ例(例文)
「私はこの1年間で、〇〇を頑張りました。
最初は苦手だった〇〇ですが、毎日少しずつ努力することでできるようになりました。特に〇〇ができるようになったときは、とても嬉しかったです。
来年度は、〇〇をさらに頑張りたいです。新しい学年では、〇〇ができるようになることを目標にして、これからも挑戦を続けます。
1年間、先生や友達に支えてもらいながら成長できたことに感謝しています。ありがとうございました。」
💬 4-2 発表の際のポイント
✅ ゆっくり大きな声で話す
✅ 聞いている人に伝わるように、はっきりと発音する
✅ 堂々とした態度で話す(目線を上げる)
✅ 笑顔で、前向きな気持ちを込める
【5】まとめ
修了式は、1年間の締めくくりとして 「頑張ったことを振り返り、次の目標を考える」 大切な機会です。
✅ 振り返りの質問を活用し、児童生徒の考えを引き出す
✅ 具体的な目標設定の方法を伝え、達成しやすい目標を決めさせる
✅ 修了式の代表児童は公平な方法で選び、全員が発表できる場を設ける
✅ スピーチは分かりやすく、堂々と発表できるように指導する
これらのポイントを意識しながら、児童生徒が自信を持って振り返りと目標設定ができるようサポートしましょう!