【教師向け】学年末の持ち帰り指導ガイド

学校

学年末が近づくと、児童が学校に持ち込んだ持ち物をすべて持ち帰らせる必要があります。しかし、一度に大量の荷物を持たせると、児童の負担が大きくなり、下校時の転倒などの危険が生じるほか、保護者からのクレームにつながる可能性もあります。スムーズに持ち帰りを実施するために、効果的な指導方法や準備のポイントを詳しく紹介します。


事前準備をしっかり行う

持ち帰りのスケジュールを計画的に決める

  • 持ち帰りの日を設定する
    • 終業式の1週間前などから、明確な持ち帰り日を設定し、児童や保護者に事前に周知しておく。
    • いきなり「明日すべての荷物を持ち帰るように」と伝えるのではなく、計画的に段階を踏んで持ち帰りの指導を行う。
  • 複数日に分けて持ち帰らせる
    • 一度にすべてを持ち帰らせると、ランドセルに加えて体操服袋や図工の作品、大きな教材などを抱えることになり、下校時に転倒する危険がある。
    • 例えば、「月曜日は図工の作品」「火曜日は上履きと体操服」「水曜日は教科書やノート」と分けて持ち帰らせることで、安全に下校できるようにする。

持ち帰りチェックリストの作成と配布

  • 児童向けのチェックリスト
    • 机の中、ロッカー、棚、体操服袋、給食袋、文房具など、持ち帰るべきものをリスト化。
    • 「持ち帰り忘れゼロを目指そう!」と声かけしながら、児童に意識づけをする。
  • 保護者向けの案内文書
    • 「持ち帰るものが多くなるため、大きめの袋をご用意ください」「ご家庭で持ち物の整理をお願いします」といった内容を保護者に事前に伝える。

持ち帰るべきものリスト

児童が持ち帰るべきものをリスト化し、チェックしやすくすることで、忘れ物を減らします。

学年の先生と相談して持ち帰る物、学校に残す物(副教材等)を確認しましょう。

学年が上がった際に「元〇〇学級の児童は△△がない!」とトラブルになります。

  • 教科書、副教材、ノート、ドリル
  • タブレット(学校で貸与された場合)
  • 道具袋(はさみ、のり、色鉛筆など)
  • 歯磨きセット
  • 体操服袋
  • 手提げ袋
  • 短縄跳び
  • 雑巾(洗濯バサミ付き)
  • 防災頭巾
  • 机の引き出し
  • 図工や書写の作品(&作品入れ)
  • 理科の実験で使ったもの
  • 各掲示物
  • テスト、プリント類

持ち帰り指導の進め方

少しずつ持ち帰る習慣をつける

  • 1週間前から不要なものを少しずつ持ち帰るよう促す。
  • 例えば、
    • 月曜日:「図工の作品を持ち帰ろう」
    • 火曜日:「体操服と給食袋を持ち帰ろう」
    • 水曜日:「机の中の不要なプリントを整理しよう」
    • 木曜日:「教科書・ノートを持ち帰ろう」
  • 分けて持ち帰ることで、児童の負担を軽減し、安全な下校を実現する。

机やロッカーを空にするよう指導

  • 学年末の大掃除を兼ねて、机の中やロッカーを整理する時間を設ける。
  • 下駄箱やロッカーの名前シール剥がしも児童にやらせると教員の負担が減ります。
  • 教師がチェックリストを活用し、児童が全ての荷物を持ち帰ったか確認する。
  • 友達同士で「忘れ物チェック」を行う
    • 「机の中に何も残っていない?」「ロッカーに忘れ物はない?」と声をかけ合うことで、忘れ物を減らせる。

持ち帰る荷物の安全な持ち方を教える

  • 重いものを無理に一度に持たないよう指導する。
  • 両手をふさがないようにする(転倒防止)
    • 片手に大きな荷物を持ち、もう片方の手でバランスを取ることが大切。
    • 必要ならば、学校でひもやゴムを使って荷物をまとめるサポートをする。

保護者への協力依頼

  • 事前に持ち帰りの案内を出す
    • 連絡帳やプリントで、持ち帰りの日程や準備物(大きな袋など)を伝える。
  • 家庭での持ち物整理をお願いする
    • 「持ち帰ったものを整理し、新年度に向けて不要なものを処分するようにしてください」と伝える。

忘れ物がないようにする工夫

忘れ物ボックスを活用

  • 残ってしまった持ち物を一時的に集め、児童が自分のものを確認できるようにする。
  • 先生が定期的にチェックし、持ち主がわかるものは返却する。

最後の確認タイムを設ける

  • 下校前に全員で「持ち物最終チェックタイム」を作り、教師と児童で一緒に確認する。
  • 「机・ロッカー・棚・椅子の周りを見回して、忘れ物がないか確かめよう!」と声をかける。

まとめ

学年末の持ち帰り指導は、事前準備と計画的な指導がカギとなります。一度にすべてを持ち帰らせるのではなく、日を分けて計画的に持ち帰らせることで、児童の負担を軽減し、安全に下校できるようになります。また、チェックリストを活用し、保護者と連携することで、よりスムーズな持ち帰りが可能となります。

計画的な指導を行い、児童が安心して新年度を迎えられるようにしましょう!